コラム

FGFの約1.8倍。真皮にアプローチするローズマリー発酵エキス(FGF作用)
2022/08/29

FGFの約1.8倍。
真皮にアプローチする
ローズマリー発酵エキス(FGF作用)

 ローズマリー発酵エキスは、シワ、たるみ、ほうれい線といった、年齢からくる美容の悩みの解決を目指して開発した、ラメリア・ジャパンだけの独自原料です。

表皮の下にあるのが真皮と呼ばれる部分です。表皮は厚みが0.2mmほどですが、真皮は2mmほどの厚みがあります。真皮は、肌を支えてハリ・弾力を保っている器官で、主にコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった成分によって構成されています。この真皮の状態をコントロールしているのが「線維芽細胞」と呼ばれる細胞です。

ローズマリー発酵エキスの特長は、線維芽細胞の活性化作用。

 「線維芽細胞」とは、肌のなかでコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といったハリ・弾力成分を生み出している細胞です。そのため、シワ、たるみ、ほうれい線といった年齢悩みの解決に、いま大変注目を浴びている細胞なのです。

 もともと、一部のハーブ類には、コラーゲンを増加させる有効成分が含まれていることが知られていますが、特にローズマリーには、線維芽細胞の活性化を目指す上で、期待できる有効成分が多く含まれていることがわかりました。そこに発酵の技術を掛け合わせることで、ローズマリーの力をさらに引き出すことに成功したのが、「ローズマリー発酵エキス」です。ローズマリーに含まれる有効成分が発酵によって変化することで、非常に高い線維芽細胞活性化作用を持つ新規成分が生まれました。

「線維芽細胞」の活性化作用については、線維芽細胞増殖因子であるFGFとの比較試験データ(※1)があります。実験では、培養したヒト皮膚線維芽細胞に、FGFと「ローズマリー発酵エキス」をそれぞれ同じ濃度(10mg/mL)で添加して変化を計測。その結果、「ローズマリー発酵エキス」はFGFに比べて約1.8倍も線維芽細胞の活性化作用が高いという結果が出ました。

成分ごとにアプローチは様々

「ローズマリー発酵エキス」のヒト臨床試験結果。

 また、「ローズマリー発酵エキス」については、ヒト臨床試験(※2)もおこなっております。内容としては、シミや肌の乾燥に悩む40歳~65歳の女性11名を対象にして、ローズマリー発酵エキス含有飲料を朝晩毎日2本、8週間にわたり摂取し、肌の状態を観察しました。結果としては、これまでの実験結果を裏付けるように、シワの状態、皮膚水分量、シミの面積などが改善するといった結果を得ることができました。

※1:ローズマリー発酵エキスのヒト由来皮膚線維芽細胞を用いたFGF作用について 2010年
※2:製品Aの飲用による皮膚諸症状並びに冷え性改善の検証 2010年